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●モニター調査
2009.7.31
 
調査要綱

 

(社)日本リネンサプライ協会は、ホテル・旅館等のシーツ・タオル類のリネン品を洗濯サービス付きで貸出す業務を行う企業(リネンサプライヤー)の事業者団体で、全国での会員数が162社に達する業界唯一の団体である。リネンサプライヤーは、日本国内のほとんどのホテル・旅館に対するリネン類の貸出し業務を行っている。  
消費者モニター事業は2000年度から開始し、2009年度で10回目となる。本年度の対象地区は関西地区(三重県、滋賀県、京都府 、大阪府 、兵庫県 、奈良県 、和歌山県 )である。当該事業は、真に消費者に必要とされるサービスとは何かを調査することを目的とし、矢野経済研究所のインターネットモニターに対してアンケートを実施し、「宿泊」、「リネン品」、「お気に入りのホテル」などについて2回に分けてアンケート調査を行う事業である。今回は第2回アンケートのまとめである。
 
調査結果サマリー

「ホテル・旅館のタオル類に求めるもの」
タオル類に求めるポイントとしては『清潔さ(におい)』『清潔さ(白さ)』『清潔さ(新しさ)』、『肌ざわり』の順となった。1万円未満の宿泊施設では『清潔さ(におい)』が約90%と多く、また3万円以上の宿泊施設では『肌触り』が60%以上と多かった。
「備え付けてほしいリネン類の枚数」(1人あたり1泊)
宿泊料金1万円未満のホテル・旅館では『バスタオル』『ウォッシュタオル』『浴衣・ガウン』1枚、1万円以上のホテル・旅館では『バスタオル』『フェイスタオル』『ウォッシュタオル』2枚の希望が多かった。宿泊料金が高額になるほど、より多くの枚数を希望する傾向が見受けられる。3万円以上の宿泊施設では、フェイスタオル3枚以上希望が30%以上であった。
「連泊の際のリネン品の交換について」
エコなどを理由に、連泊の際はリネン交換の辞退を歓迎するという宿泊施設も多いが、「リネン全部を毎日交換してほしい」が最も多く40.6%であり、「全て交換しなくても良い」は3.8%であった。やはり、気持ちよく宿泊するためには、毎日リネンを交換してほしいという回答が多かった。
「宿泊施設の評価において、リネン品を重要視するか」
宿泊料金3万円以上の宿泊施設では、リネン品を「重要視する(非常に気にする)」のが約70%と最も多く、一方、1万円以下の宿泊施設では「多少気にする」が約50%と最も多い。宿泊料金が安ければ、リネンの品質についても、強いこだわりを持つ人が少ないが、「宿泊料金が高い=サービスのレベルは高いものを求める」ため、宿泊施設のクオリティに合わない品質のリネンを置いていると、その宿泊施設の評価が大きく下がってしまうことになる。

●アンケート結果報告
 
■ホテルや旅館のルームチャージに占めるリネン品の割合
「3,000円」の回答が最も多く24.6%となっている。
ルームチャージ(1室ツイン3万円)に占めるリネン品金額

 アンケートは、2008年は関東、2009年は関西で実施した。関東エリアにおいても「3,000円」の回答21.4%と最も多かったが、関西ではそれを上回る24.6%となった。2008年には原油高騰にまつわるニュースも多かったことも影響されていると推測される(参考数値:2007年関東21.5%)。


■タオルに求めるもの
ホテル、旅館ともに『清潔さ』(におい)の回答が最も多かった。
宿泊価格が高くなるほど、『肌ざわり』を望む回答が多くなる。
タオルに求めるもの〈2009年〉(ホテル)



タオルに求めるもの〈2009年〉(旅館)



■リネン類の室内設置希望枚数(1人1泊分)
1万円未満のホテル・旅館では『フェイスタオル』以外が『1枚』が最も多い。
宿泊価格が高額になるにつれ、希望枚数は増えているのがわかる。
バスタオル 希望枚数(ホテル)



フェイスタオル 希望枚数(ホテル)



ウォッシュタオル 希望枚数(ホテル)



浴衣・ガウン 希望枚数(ホテル)



バスタオル 希望枚数(旅館)



フェイスタオル 希望枚数(旅館)



ウォッシュタオル 希望枚数(旅館)



浴衣・ガウン 希望枚数(旅館)



■リネン類を2枚以上希望する理由
バスタオル 複数枚希望の理由

■バスタオル(その他の理由)
・室内の乾燥防止のために、一枚は濡らして部屋に干す。
・頭に巻くためだけに一枚使いたい
・枕代わりに使う


フェイスタオル 複数枚希望の理由

■フェイスタオル(その他の理由)
・いろいろと使い分けをするため、1枚では足りない
・枕カバー代わり
・使い易いので何枚も欲しい


ウォッシュタオル 複数枚希望の理由



浴衣・ガウン 複数枚希望の理由

■浴衣・ガウン(その他の理由)
・高級旅館や高級ホテルでは、室内で長時間くつろぐため、一枚では足りない
・晩と翌朝、入浴後、食事の時など、タイミングによって着替えることが多いので複数枚欲しい


■リネン類の素材
タオル素材・シーツ素材ともに『天然繊維100%』が過半数を占めており、次点の『特にこだわらない』に大きく差をつけている。
タオル素材



シーツ素材

 2007年・2008年の関東、2009年の関西ともに、タオル・シーツともに「天然繊維100%」の支持が高かった。天然素材を希望する主な理由としては「アトピーやアレルギー体質のため、肌に優しい天然素材が良い」、「肌触りが良い」「肌によさそう」「吸水性が良い」などが多く、これは関東・関西の両エリアで共通している。特に「綿100%が良い」という回答が目立った。
 「特にこだわらない」については、「合繊でも、肌によければ問題ない」「吸収力や速乾性などは合繊のほうが良いこともあるので、どちらでも良い」、タオルであれば「汚れや臭いがなければどちらでも良い」。シーツであれば「汚れがなく、しわが少なければどちらでも良い」という意見があった。こちらについても、関東・関西の両エリアで共通している。


■ホテル評価におけるリネン類の評価(宿泊施設別)
価格帯別でリネンの重要視(リネンを気にする)度合いが違うことがはっきりとわかる。

1万円未満の宿泊施設では「多少気にする」が最も多く、1〜3万円では「非常に気にする」と「多少気にする」がほぼ同率、3万円以上では「非常に気にする」が約80%と非常に高い数値を示している。宿泊施設の価格帯で、リネンに対する期待度合いが違うことがわかる。
ホテル評価におけるリネン類の評価【1万円未満のホテル】



ホテル評価におけるリネン類の評価【1〜3万円のホテル】



ホテル評価におけるリネン類の評価【3万円以上のホテル】



ホテル評価におけるリネン類の評価【1万円未満の旅館】



ホテル評価におけるリネン類の評価【1〜3万円の旅館】



ホテル評価におけるリネン類の評価【3万円以上の旅館】



■連泊の際のリネン交換
『全てを交換してほしい』が最も多く40.6%であり、『全て交換しなくても良い』が3.9%に留まった。やはり、気持ちよく宿泊するためには連泊でも、毎日リネン類を交換してほしいという回答が多かった。
連泊の際のリネン交換頻度



■タオルの色の好み
タオルでは宿泊価格帯に関わらず、『白』の支持率が高い。
ホテルのタオルの色の好み



旅館のタオルの色の好み



■シーツの色の好み
シーツの色においても、価格帯の別に関わらず『白』の回答が最も多い。
ホテルのシーツの色の好み



旅館のシーツの色の好み



■浴衣・ガウンの色の好み
いずれの価格帯においても、浴衣・ガウンでも『白』が最も多いが、この項目については「ベージュ」「ピンク」などの回答も多かった。
ホテルの浴衣・ガウンの色の好み



旅館の浴衣・ガウンの色の好み



リネンサプライヤーへの意見(一部抜粋)

1万円以下ならともかく1万円以上するところは、洗ってあって清潔レベルではなく、それなりに新しい使い込まれてないものであってほしい
1万円未満のホテルや旅館には、あまりリネン類には期待してませんが、3万円以上の所に宿泊するのは自分にとっては特別な事なので、その特別感を味わえるような高級感のあるリネン類を用意していただけると「あ〜ここに泊まって良かった」と更に実感できると思います。
あまりぴちっとしたアイロン掛けは必要ないんじゃないかと思います。(着るときのゴワゴワ感が気になるときがあるので)個人的には柔軟剤の香りのする柔らかい浴衣とかタオルが良いんですけど、ホテル等になると仕方ないのでしょうね。
アルバイトで宿泊施設のリネンを交換していた事がありますが、くちゃくちゃになった、時には汚れたシーツなどを、またピシッと新品のようにレンタルして下さる、宿泊業には欠かせない企業さんだと思っていました。また、泊まる側としても、清潔感があり、気持ちよく過ごすことができます。
アンケートを取っておられるという事で、向上の意欲を感じ、これから、宿泊施設を利用する際の視点も変わると思いました。気持ちのいいシーツやタオルを利用すると、旅の疲れも癒されますので、そこに携わっておられる方々には、これからもよりよいサービスに期待するものです。
いつもホテルや旅館に清潔なリネンを届けてくださり、縁の下の力持ちのような存在だと感じています。不景気でクリーニング代などの経費もたくさんかかっていると思いますが、ぜひとも頑張っていただきたいです。これからもホテル・旅館に宿泊する事を通じてお付き合いさせて頂きたいと思います。
いつも清潔なタオルやシーツを提供してくれてありがとうございます。ひとつ言わせていただければ、あのタオルにつく匂いってどうにもならないのでしょうか?
いつも清潔なリネンをご提供いただき、ありがとうございます。リネンには、ホテル独自の香りやマークがあるととても良いと思います。
いままで、不快な思いをした事はありませんが、バスタオルがふかふかだと、やはり気持ちがいいです。硬いタオルが多いように思います。
お客さんが快適にホテルや旅館を利用するために、とても重要な件で、ホテルや旅館側も契約する企業に常に気を配る事が必要なんだと思いました。(コストパフォーマンスや質など)これから宿泊施設を利用する際にはリネン類も料金に入っているのだということを意識したいと思います。
きれいなものが置かれていることが当たり前となっている中、それ以上の価値も求めるようになっていることに気づきました。いつもありがとうございます。
このようなアンケートなどの目には見えないお仕事のうえに、快適な休暇があるのだと知ることができました。これからも無駄のない適格なリネン用品の提供がんばってください。
このようなリネンの交換などをされているのだと知り、これからは宿泊の際にリネン類を細かく見てみようという気になりました。
これまで泊まったホテルや旅館では、清潔なリネンばかりだったので、清潔さを徹底していることがよくわかります。
シーツなどの大きいものを洗濯、乾燥させる事、お客様の毛等が抜けていたり(タオルに食い込んでいたらなかなか取れないですよね。)大変だとはおもいいますが、リネンはホテル・旅館のイメージ・再来を左右する一つだと思いますので頑張ってください。
シーツの糊付けに使っている薬品でアレルギーが出てしまうことがあります。環境や人体に優しいものができればよいと思います。
そういう専門な企業があるなんて知らなかったです。どんどん活躍していって欲しいと思いました。
そのホテルや旅館独自のリネン用品があると、ホテルや旅館が印象づくと思う。良かったとか悪かった思い出はあるが、そのホテル名や旅館名はすぐに忘れてしまう。浴衣やガウンに特徴があると、写真などにも写って思い出に、旅館やホテルの名前まで残ると思う。
タオルの他にボディシャンプーがよく泡立つスポンジやタオルがあれば気持ちよくお風呂に入ることができるとおもう。備え付けのタオルでは泡立たなくて毎回不快な思いをするから。
どちらかというと安い宿泊施設を利用することが多いので、実際はあまりリネン類に対するこだわりは無い方だと思う。とにかく清潔でさえあれば質や色などはどうでもよい。しかしこのアンケートを通じてサプライヤーさんは想像以上に細かいニーズにも敏感であり、真摯に対応されているのだと感じた。今後はもっとリネン類にも関心を持ち、同時にサプライヤーさんの負担を減らすべく出来るだけ丁寧に使用することを心掛けたい。いつもホテルライフを支えて下さって本当に有難うございます。
どのような洗濯方法で、清潔さを示すパンフレットなどの、説明があると、さらに安心して使えるから、ぜひ導入してほしい。
バスマットをなるべく多めに用意してもらえると嬉しい。もしくは数人で使ってもさらさらで使える素材のものであればなお嬉しい。いつも思うが一人目ですでに濡れて不快になることが多いので。
ホテルにとってリネン類は本当に重要な用品だと思います。たまに外泊した所でリネン類が清潔ではないなど不愉快な思いをすると、その旅全ての思い出が悪くなります。今後も楽しい時を過ごせるように、心地よいリネン類を提供していただけたら有難いです。宜しくお願い致します。
ホテルに行ってよく思うのが、シーツにのりがきいてパリッとしすぎだなあと思う。タオル地とか柔らかい素材だったらいいのにと思う。浴衣で寝るとおなかが冷えるのでパジャマの下だけいつも持っていくのですが、おいてあったらいいのにと思う。
ホテルを判断する基準としてリネンはとても重要だと思う。
やはり、良いリネン、悪いリネンは印象に残るものです。リネンだけで居心地の良しあしも決まってくるので、このアンケートで出来るだけ悪いとことは改善されるといいと願います。よろしくお願い致します。
よく考えてみると宿泊するときはリネン類はかなり重視していると感じた。どんなに建物や料理がすばらしくてもリネン類が悪いと印象がかなり悪くなってしまうのでリネンサプライヤーは重要な働きをしていると思う。
リネンサプライヤーという存在をこのアンケートを通して初めて知りました。ホテルや旅館に泊まった際の印象は、このリネン類の良し悪しに大きく左右されているのでは…と改めて思いました。
リネンサプライヤーという名前は今回初めて知りました。たぶん宿泊している人はリネンサプライヤーがどんなにいい仕事をしていたとしても、実際接するのはホテル・旅館のハウスキーピングの人なので、その人の印象がすべてを左右すると思います。これから宿泊する際は今まで以上にリネンをチェックしたくなりました。
リネンについて今まで特に考えたことがありませんでした。日本のホテルや旅館では清潔なことが当たり前になっていて、不満と感じたこともなかったし、いつも安心して使っていました。ありがとうございました。
リネンに対してあまり深く考えたことがなかったのですが、このような設問をいろいろと答えていくうちに、自分が清潔感というものをどれだけ求めているか解りました。リネンは第一に衛生的であることが当たり前なのですが、これからはいろいろな材質のリネンがあったらまた違った楽しみができたりしますね。
洗濯時の洗剤に蛍光漂白剤を使用した履歴のないリネン提供などのサービスがあれば、敏感肌の乳幼児を持つ親にとっては嬉しいサービスだと思う。
リネン類の肌触りなども気になるが、どのような洗い方をされてるリネンなのかもわかれば、そのホテルを使用してみたいと思う。(漂白剤など薬剤をたっぷり使用しているリネンはあまり使いたくないので)
リネン類を最近けちってきている宿泊場が多くなってきていることが大変残念だ。
一つずつ個包装になっているのもの良いが、カゴなどにまとめて形よく入っている方が、清潔感があるように、私は思う。眠るときに使うシーツの気持ちよさはかなり重要に思う。家では、たまにしか感じられないサラッとした寝具が、旅行先では楽しみのひとつだから。
何気なくホテルや旅館を利用しているが、きれいなシーツ、浴衣等、当たり前と思っている節があり、その裏方にリネンサプライヤーと言う企業がある事を今回初めて知りました。旅行に行くにしろ、ホテル、旅館に泊まる楽しみの一つに浴衣やちょっと高級なバスタオル等がある事を思い出しました。改めて今度からの旅行での一つの楽しみができたような気がします。これからもパリッとした浴衣やふかふかのバスタオルなど…非日常の演出を、がんばってください。
各ホテルに、どこのリネン会社と提携しているかを提示していただけると、ホテル選びの参考にできるかもしれません。
禁煙ルームのリネンと、喫煙ルームのリネンは洗濯・管理等々を分けてもらいたい。想像以上に臭いは移っています。出来れば、無添加洗剤のリネンなども用意していてくれるとありがたい。
最近、エコだと言って、リネンサービスを控えている宿泊施設が多いです。でも、お金を出して泊まっているのだから、もっと重視して欲しいと思っています。
多分、リースのものなら外干しはしないと思うので関係ないと思いますが、花粉の時期は花粉症の人の事を思って乾燥機等、花粉を避けたほうがいいと思います。私も花粉のことがなければ(正直)どこの宿もリネン類は同じと思っていました。それくらい、いままで行った宿のリネン類に不満は無かったです。でも、小さな旅館等は自分達で洗濯してるのかな〜と思ったので、花粉の時期は旅行に行きたくなくなったのは事実です。
普段あまり気にせず使っていたものだったが、色々と知る機会になって良かったと思う。リネン用品は一番使う機会が多いものなので、やはり清潔感があり使いやすく考えてくれていると嬉しく、また利用したくなるきっかけになるとても重要なポジションだと思った。
普段宿泊先でリネン類を清潔で当たり前のものとして、特に意識することなく使ってきました。今回このようなアンケートを通して、リネンサプライヤーの方々が使用者にリサーチを行って企業努力をされていることを知り驚きました。今後は宿泊先でリネン類を意識して使用すると思います。
浴衣で寝るとき、足の部分がはだけてしまうことがあるので、浴衣の中にはける浴衣と共布のハーフパンツなどがあればいいのに。といつも思います。


調査内容・解説

「消費者モニター事業」は2000年度から開始して、2009年度は第10回目の調査事業となる。対象としたモニターは関東在住の25〜35歳までの女性。2009年7月に第2回調査を実施し、その結果を集計した。第1回アンケートの回答者は1,184名。その中から「宿泊施設の評価でリネンを重視する」と回答し、「お気に入りの宿泊施設」を回答した人を選び、第2回は569名となった。
2009年7月に実施した第2回調査は、「ホテルや旅館のルームチャージに占めるリネン品の比率」、「タオル・シーツ類の素材や色・枚数について」、「ホテルや旅館の評価とリネン類の重要度」、「ホテルや旅館で好印象・悪印象を感じたリネン品とその理由について」の項目。
第1回調査と同様、ホテル・旅館の価格帯区別(1万円未満、1万円以上3万円未満、3万円以上)を設定し、宿泊施設価格帯別のリネン品に対する意識の違いも調査した。  以下は第2回アンケートの各設問と内容の解説である。
「ホテル・旅館のルームチャージに占めるリネン品の比率」
一流ホテル1室ツイン料金3万円の部屋で使用されるリネン品が「バスローブ2枚・バスタオル4枚・ウォッシュタオル2枚・浴衣2枚・フェイスタオル4枚・バスマット1枚・シーツ4枚、ピロケース4枚」の場合、リネン品一式の金額はどのくらいかと質問したところ、最も多い回答は『3,000円』で24.6%だった。次いで『1,200円』(11.2%)、『2,100円』(10.7%)、『1,500円』(9.7%)と続く。
「ホテル・旅館のタオル類に求めるもの」
価格帯・宿泊施設の別に関わらず、多い回答は『清潔さ』であった。多かった回答は、1万円以下の旅館での91.2%(ホテルでは89.8%)の『清潔さ(におい)』あった。次いで1〜3万円の旅館での79.4%(ホテルでは74.7%)の『清潔さ(におい)』であった。宿泊施設の価格帯が上がるとともに、『清潔さ』よりも『肌触り』を求める割合が高くなっている。3万円以上の宿泊施設では、旅館67.3%、ホテル71.4%が『肌ざわり』と回答している。
「1人1泊あたりにリネン類を何枚希望するか」
宿泊料金1万円未満のホテル・旅館では『バスタオル』『ウォッシュタオル』『浴衣・ガウン』1枚、1万円以上のホテル・旅館では『バスタオル』『フェイスタオル』『ウォッシュタオル』2枚の希望が多かった。宿泊料金が高額になるほど、より多くの枚数を希望する傾向が見受けられる。3万円以上の宿泊施設では、フェイスタオル3枚以上希望が35%以上であった。
「リネン類を複数枚希望する理由」
◎バスタオルを複数枚希望する理由
『朝晩別のタオルを使用したい』(77.5%)、『入浴の度に新しいものを使いたい』(58.4%)となった。その他回答は「枕代わりにする」や「何度も温泉に入るため、複数毎欲しい」などであった。
◎フェイスタオルを複数枚希望する理由
『朝晩別のタオルを使用したい』(79.3%)、『洗顔用と洗髪後などの用途別に使う』(56.2%)、『枚数が少なくて不自由な思いをした』(40.0%)と、用途・使用時間でその都度新しいタオルを使用したいという要望が強い。
◎ウォッシュタオルを複数枚希望する理由
『朝晩別のタオルを使用したい』(69.5%)、『手や顔を拭くために使うので』(67.4%)、『枚数が少なくて不自由な思いをした』(29.0%)で、こちらも用途別に使い分けたいとの要望が強い。
◎浴衣・ガウンを複数枚希望する理由
『入浴前後で着替えたい』(58.2%)、『入浴の度に新しいものを着たい』(57.7%)、で、その他回答では「特に、高いホテルや旅館だと室内でゆっくりすることが多いから」「就寝前と起床後は取り替えたい」「サイズが合わないことが多いので多めに用意してほしい」と、使用用途・使用時間帯によって使い分けたいという要望が強い。
「タオルやシーツの素材」
タオル・シーツともに、『綿・麻などの天然繊維100%』と回答した人が多く、タオルでは約80%、シーツでも60%超と、圧倒的に天然繊維に人気があった。
「リネン類の色の好み」
リネン類の色の好みは、タオル・シーツ・浴衣ともに圧倒的『白』が多かったが、宿泊施設の価格帯の違いにより、色の好みにも多少の違いが現れている。安価な宿泊施設ほど『白』が多く、高価な宿泊施設になると色物の回答比率が高くなってくる。
◎タオルの色の好み
1万円未満の宿泊施設では『白』(ホテル89.5%、旅館89.1%)が圧倒的に多く、次いで『ベージュ』(ホテル7.0%、旅館7.6%)であった。1万以上3万円未満の宿泊施設では『白』(ホテル79.4%、旅館81.5%)が多く、次いで『ベージュ』(ホテル13.5%、旅館12.1%)、『ピンク』(ホテル2.8%、旅館1.8%)』『水色(ホテル1.9%、旅館2.1%)』であった。3万円以上の宿泊施設では、『白』(ホテル70.8%、旅館76.3%)が多く、次いで『ベージュ』(ホテル14.6%、旅館13.5%)、『ピンク』(ホテル3.7%、旅館2.6%)』であった。
◎シーツの色の好み
価格帯に関わらず、いずれも『白』の回答が多い(80%超)が、シーツもタオルと同様、宿泊価格が高額になるほど、『白』の回答割合が低くなり、他の色を挙げる回答者が多くなっている。
◎浴衣・ガウンの色の好み
いずれの価格帯の宿泊施設においても、最も多い回答は『白』だったが、タオルやシーツと比較して、白以外の色の好む回答が多い。価格帯に関わらず『白』『ベージュ』の支持率が高く、その他『青』『黒』という回答もあった。浴衣・ガウンについても、宿泊価格帯が高額になるほど『白』以外を好む比率が高くなっている。
「ホテルの評価をする際、リネン品を重要視する(非常に気にする)か」
宿泊施設の価格帯の違いにより、重要視の度合いが大きく変わる項目である。高価な宿泊施設ほど『重要視する(非常に気にする)』割合が高く、安価な宿泊施設ほど『あまり気にしない』の割合が高い。
◎1万円未満のホテル・旅館
バスタオル、フェイスタオル、ウォッシュタオル、浴衣・ガウン、シーツともに『多少気にする』の回答が最も多く、ホテル・旅館ともに約50%となった。次いで『非常に気にする』が多いが、ウォッシュタオルについては『あまり気にしない』が多かった。
◎1万円以上3万円未満のホテル・旅館
フェイスタオル、ウォッシュタオル、浴衣・ガウンでは『多少気にする』が最も多かったが、『非常に気にする』もほぼ同率であった。また、バスタオル、シーツは『非常に気にする』が最も多い回答であった。
◎3万円以上のホテル・旅館
バスタオル、フェイスタオル、ウォッシュタオル、浴衣・ガウン、シーツともに『重要視する』が最も多く、ホテル・旅館ともに約70%である。次点の『多少気にする』は約20%と大きく差がついており、3万円以上の宿泊施設においては、リネン類(特にバスタオル、シーツ)はかなり『重要視』されていることがわかる。
「連泊の際、毎日リネン類を交換しなくても良いと思うか」
『全てを交換してほしい』が最も多く40.6%であり、『全て交換しなくても良い』が3.9%に留まった。やはり、気持ちよく宿泊するためには連泊でも、毎日リネン類を交換してほしいという回答が多かった。
「ホテルや旅館で好印象もしくは不愉快を感じたリネン類とその理由」
◎好印象だったリネン
好印象だったリネンを体験したのは、全回答者の75.9%。そのうち32.5%は「タオル(全種類)」(良い匂いがした、素材が良かった)で、「バスタオル」は11.8%(枚数が多い、肌触りが良い)、「シーツ」23.1%(センスが良い、肌触りが良いなど)だった。
◎不愉快だったリネン
不愉快だったリネンを体験したのは、全回答者の37.6%。そのうちの42.5%は「タオル(全種類)」(汚れがついていた、湿気ていたなど)、次いで「シーツ」(汚れていた、肌触りが悪いなど、)で、「バスタオル」は10.7%であった。
【好印象だったリネン】
■タオル/清潔、高級感があった、肌触りがよかった、厚地だった、枚数が多かった
■シーツ/肌触りがよかった、真っ白だった、しわ1つなく整っていた、寝心地がよかった
■バスタオル/大判で厚地だった、肌触りがよかった、吸水性がよかった、枚数が多かった
■浴衣/デザインが良かった、好きなものを選べた、枚数が多く用意されていた、着心地がよかった
■リネン一式/部屋の雰囲気と良くあったデザインと質で、気持ちよく過ごせた。香りが良い。生地が良い。高級感がある。肌触りが良い。枚数が十分に用意されている。
【不愉快だったリネン】
■タオル/嫌な臭いがあった、枚数が少なかった、汚れていた、肌触りが悪かった
■シーツ/汚れやゴミがついていた、湿気ていた、嫌な臭いがあった、穴が開いていた
■バスタオル/肌触りが悪かった、いやな臭いがした、ゴミがついていた、古かった
■浴衣/着心地が悪い、ほつれている、古い、センスが悪い、サイズが合わない
「リネンサプライヤーへの意見・希望」
まず「リネンサプライヤー」という存在を認知していなかった回答者が多かった。その上で、アンケートで回答しているうちに「宿泊施設のリネンは清潔であることが当たり前だと思っていたが、それはリネンサプライヤーによって支えられてこそのこと」「これほどリネンについてこだわりを持っていたことを改めてわかった」など、リネンサプライヤーの存在を認知し、その存在の重要さを理解し、そして宿泊施設にとってリネンが重要であることを認識している。
また、どんなに価格の安い宿泊施設でも、リネン類はリネンサプライヤーがきちんとしたものを納めているので「今までは清潔度に不安があったが、リネンサプライヤーが手掛けているということを知り、今後は安心して使える」という意見もあった。
要望としては、「どのような洗剤や柔軟剤を使用しているかを明記してもらえると安心して利用できる」「どこのリネンサプライヤーが担当したと書いてもらえると、安心して利用できる」などがあった
そして、最も多かった意見が「宿泊の思い出、宿泊施設の印象を大きく左右するのがリネン類であることがわかった。今後も清潔なリネン類を提供し続けて欲しい」であった。
 
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この件に関するお問い合わせは

社団法人 日本リネンサプライ協会 事務局 鬼澤・岡野
TEL 03-3666-6571 FAX 03-3666-6572

<調査協力>株式会社 矢野経済研究所 生活産業調査本部 松井・安藤
TEL 03-5371-6918 FAX 03-5371-6959