| ◆ |
「消費者モニター事業」は、2000年度から開始して、2005年度は第6回目の調査事業となる。対象としたモニターは首都圏在住の25〜35歳までの女性、2005年8月に第1回調査を、9月に第2回調査を実施し、その結果を集計した。対象となるモニター数は第1回が569名、第2回が511名。
|
| ◆ |
2005年8月に実施した第1回調査は、「宿泊について」、「宿泊で重視するポイント」、「リネン品について」、「ゆかたの着用等について」、「備付品の認知度・利用意向」、「お気に入りのホテル・旅館名とその理由」の6項目。
第2回は2005年9月に実施。「ホテルや旅館のルームチャージに占めるリネン品の比率」、「タオル・シーツ類の素材や色、ロゴ等について」「ホテルや旅館の評価とリネン類の重要度」、「ホテルや旅館で好印象を感じたリネン品とその理由について」の4項目。
以下は各設問と内容の解説。設問項目の後の( )は宿泊タイプ別での設問を表す
|
| ◆ |
年間の平均宿泊回数(ホテル・旅館)
ホテルの平均宿泊回数は「2回」が25.8%と最も多く、「4〜7回」が24.4%、「3回」が20.0%となり、旅館では「1回」が36.0%で最も多く、「2回」が24.3%、「3回」が17.0%となった。今回よりホテルと旅館を分けたため、ホテルと旅館との宿泊回数の違いが明らかになった。若干であるが、景気の回復傾向が見える中で宿泊回数も増加に向かっている。
お気に入りのホテルは東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ、ヒルトン日航東京、プリンスホテル、ヒルトンが上位を占めた。宿泊目的では、「遊び」が82.4%(前回89.2%)と圧倒的に多く、「仕事」は5.6%(同3.2%)であったが、仕事での宿泊比率が徐々に増加。「25〜30歳」での宿泊比率は7%台に達している。
|
| ◆ |
宿泊先を選定する場合に重視するポイント
(シティホテル・ビジネスホテル・旅館)
シティホテルは「料金」が72.6%で最も多く、「交通の便」、「立地・ロケーション」と続く、ビジネスホテルでも「料金」が82.2%と最も高く、「交通の便」、「立地・ロケーション」となった。一方、旅館では「食事」との回答が71.9%を占め、「料金」、「全体の雰囲気」の順となった。シティホテル、ビジネスホテルではハード面を重視、一方、旅館では「食事」、「全体の雰囲気」などソフト面を重視する傾向が出ている。
|
| ◆ |
客室の中で重視するポイント(シティホテル・ビジネスホテル・旅館)
シティホテル、ビジネスホテル、旅館とも「浴室の清潔さとリネン類」を最も高く(58.0%、64.3%、52.2%)。次いで「部屋の明るさと内装」(39.7%、31.8%、39.5%)、以下シティホテルでは「ベッド及びベッドリネン」、ビジネスホテルでも「ベッド及びベッドリネン」、旅館では「部屋の広さ」となった。宿泊タイプ別での差は特にでなかった。
|
| ◆ |
もう一度宿泊したいと思う理由(シティホテル・ビジネスホテル・旅館)
シティホテルでは「接客サービスの良さ」が37.1%、「宿泊施設全体の清潔さ」、「のんびり、ゆったり出来る雰囲気」が続き、ビジネスホテルでは「宿泊施設全体の清潔さ」が45.7%、「料金の安さ」が42.7%、これに「接客サービスの良さ」が続く。旅館は「料理のおいしさ」が53.6%と高く、「のんびり、ゆったり出来る雰囲気」、「接客サービスの良さ」が4割以上の回答で上位を占めている。
|
| ◆ |
ホテルや旅館を評価する際のリネン類の重要度
リネンを「重要視する」する回答は24.5%(前回22.0%)、「多少気にする」62.8%(同69.3%)を合わせると全体の9割近くがホテルの評価時にリネンを重視していることがわかる。前年と比較すると「重要視する」傾向は強まっているが、逆に「多少気にする」比率が減少している。
|
| ◆ |
リネンサプライ料金について
バスタオル1枚のリネンサプライ料金については、「51〜100円」が29.7%(前回29.5%)と最も多く、「31〜50円」が26.4%(同28.2%)、以下「101〜150円」、「30円以下」となった。年齢別でみると若干であるが25〜30歳の方が安くみている。
|
| ◆ |
備え付けのゆかたの着用(ホテル・旅館)
ホテルでの浴衣の着用率は60.3%、非着用率は14.4%。一方、旅館での浴衣の着用率は71.2%で、非着用率の12.3%を大きく上回る。浴衣を着用する理由としては、ホテル・旅館とも「パジャマを持参しない」「荷物が減る」「旅行気分が味わえる」などがある。非着用の理由としては「はだけてしまう」「着慣れない・落ち着かない」「パジャマを持参する」などがあげられている。
|
| ◆ |
ホテルでの備品の認知度と利用意向(シティホテル・ビジネスホテル)
シティホテルで認知度は、「歯磨き・歯ブラシ」が98.9%(ビジネスホテル98.6%)、「バスタオル」98.8%(同97.9%)、「石けん・ボディソープ」が98.8%(同97.2%)、「シャンプー・リンス」98.4%(同97.4%)、「フェイスタオル・ハンドタオル」98.2%(同96.3%)、「ドライヤー」が97.2%(同93.8%)、「スリッパ」96.8%(同94.2%)、「バスマット」96.7%(同94.7%)と続きホテルのタイプによる差はないが、「安全カミソリ」94.2%(同87.9%)、「ヘアブラシ」93.0%(同78.7%)、「ヘアキャップ・ヘアバンド・ゴム」91.7%(同65.9%)、「浴衣・ガウン」90.3%(同80.8%)などはビジネスホテルとの認知度の差が大きくなっている。
|
| ◆ |
リネン品の清潔度
「時々確認する」が47.5%を占め、「清潔なので安心」の37.6%を上回る。「不安なので常に確認する」が7.7%あり、リネン品の清潔度について不安視する比率が高くなった。
|
| ◆ |
タオル類・シーツに求めるポイントと色、素材、ロゴについて
タオル類に対しては、「清潔さ」が46.4%(前回47.9%)と最も求められるポイントとなった。以下、「肌触り」28.0%、「備品としての枚数・種類の多さ」「大きさ・デザイン」となった。色についてはタオル類80.2%、シーツ85.5%と「白」が8割以上を占める。前回調査との比較ではタオルで「白」が若干増加。その他としてはベージュ、ピンク、ブルー、グリーンなどがある。素材についてはタオルが84.9%、シーツが76.5%と「天然繊維」の支持が前回に引き続き高い。また、ロゴについてはタオル類、シーツ、浴衣・ガウンとも全体の20〜25%が支持するが、5〜6割は「どちらでも良い」との回答となった。浴衣・ガウンのみ「ロゴがない方が良い」との回答が多い。
|
| ◆ |
一流シティホテル・旅館のルームチャージに占めるリネン品の金額
今回より比率よりも金額を前面に出して調査を実施、「3.000円」が22.9%と最も多く、「1,500円」、「2,100円」が10%台で続く。1,200円から2,400円の価格幅が全体の6割を占めた。
|
| ◆ |
好印象のリネンとその理由
好印象を持ったリネンとしては「タオル・タオル類」が最も多く、「バスタオル」「バスローブ」「シーツ」などもあった。理由としては、肌触りや質の良さ、種類の豊富さ、枚数の多さに加え、浴衣の種類やサイズが選べたことなどがあげられている。
|